ケースに入っている物が、すべて楽器本体と一緒に渡す付属品とは限りません。マウスピース類、ストラップ、手入れ用品、消耗品、私物、借用品へ分け、本体との対応を記録します。

ケースを開ける前に所有者へ確認する

区分 引渡し前の確認
本体付属 ケース・純正不明部品 根拠を確認
演奏小物 マウスピース等 所有者と組を確認
消耗・衛生 リード・布等 扱いを公式確認
私物・借用 書類・他人の物 除外・返却

個人使用品を無断で広げない

マウスピースや手入れ用品には、本人が他人へ見せたり触らせたりしたくない物があります。査定準備の担当者は、ケースを開けてよい範囲、写真共有先、処分してよい物を先に確認します。返事がない時は同意とせず保留にします。

借用品や部活動の物を分ける

学校、楽団、講師、家族から借りたマウスピース、ストラップ、ケース小物が混ざる場合があります。所有者表示や貸出記録を確認し、本体と一緒に売却しません。返却先が不明なら別袋と台帳へ移し、推測で本人所有にしません。

本体とマウスピース類を対応させる

見た目だけで付属品と決めない

ケースの定位置にある物でも、買い足した物や別の楽器用かもしれません。購入時記録、本人の記憶、型や寸法、公式付属品情報を分けて確認します。分からない時は『ケース内にあった』『対応未確認』と記録します。

部品ごとに無地トレーへ分ける

マウスピース、リガチャー、キャップなどを一つの山へ置かず、元の位置を撮ってから無地トレーへ分けます。小さな部品を排水口や床へ落とさない場所で行います。素材へ直接ラベルを貼らず、本体記号とトレーを対応させます。

消耗品と手入れ用品を別にする

リードや布を査定付属品と決めつけない

使用済みのリード、クロス、スワブ、クリーニング用品などの扱いは、衛生と事業者の受付条件を確認します。見た目がきれいでも未使用と断定しません。査定先へ送るか廃棄するかを記事だけで決めず、本人と公式案内へ戻します。

液体や薬剤をケースへ入れたまま送らない

オイル、グリス、洗浄液等は漏れや輸送制限が関係します。査定や配送の条件を確認し、自己判断で同梱しません。容器表示を撮る場合は個人情報や危険表示を読み飛ばさず、処分は自治体と製品案内へ従います。

手入れと状態判断を分ける

強い研磨や分解をしない

査定前に光沢を戻そうとして、金属を強く磨く、キーやバルブを分解する、へこみを直す作業を行いません。通常の手入れ範囲もメーカー案内を確認し、作業前後を価値や清潔さの証拠として表現しません。

におい・変色から原因を断定しない

ケースや付属品に気になるにおい、変色、付着があっても、カビ、腐食、衛生状態を外観だけで確定しません。観察した位置、時刻、写真を残し、刺激が強い場合は触れ続けず、修理専門先や査定先へ確認します。

引渡し対象と自宅へ戻す物を閉じる

本体と一緒に渡す物を読み合わせる

査定対象の本体、ケース、マウスピース類、その他部品を一点ずつ読み、私物、借用品、消耗品を除外します。査定額への影響を推測せず、何を付けたかだけを控えます。ケースポケットが空かも最後に確認します。

返却時も同じ一覧で照合する

査定後に戻る可能性がある時は、本体記号と付属品一覧を保存します。ドラム部品の管理台帳のように、発送、受付、返却を別状態にし、不足と判断する前に別袋や自宅保管欄を確認します。

ケースを空にすることが目的ではありません。本体と一緒に渡す物、本人へ戻す物、借主へ返す物、扱いを確認する物が分かれ、写真と一覧から元の組へ戻せる状態で準備を終えます。

衛生面が気になる付属品も、洗浄済み、使用可能と自己判断で記録しません。触れてよい範囲、保管した袋、確認を頼む相手を残し、貸与品や共有品の返却先が不明な時は査定対象から外して照会を続けます。