ケースに入っていることと、楽器本体の付属品であることは同じではありません。開けてよい範囲を所有者へ確認し、本体室、ふた側、ポケット、小物入れの順を固定して、一つずつ分類します。

開封前に所有者と場所を確認する

確認場所 分ける物 注意
本体室 本体・支持材 無理に持ち上げない
ふた側 弓・譜面台等 落下を防ぐ
ポケット 私物・書類・小物 個人情報を分離
小物入れ 消耗品・借用品 査定対象を確認

ケースを開けてよい範囲を聞く

家族の楽器では、本体を移動してよくても、ポケットや封筒まで見てよいとは限りません。写真を撮るか、誰と共有するか、私物をどこへ戻すかを確認します。返答がない時は無断で開けず、確認待ちとして保管します。

安定した場所へ一ケースだけ置く

床の通路、ベッド、傾いた台で複数ケースを同時に開きません。ケースを支えられる広さと明るさを確保し、一つを閉じてから次へ進みます。大型や重量のあるケースを一人で持ち上げず、楽器種別の公式案内を確認します。

本体室とふた側を先に見る

本体を急に取り出さない

ケースを開けた直後の本体位置、支持材、付属品を全体写真へ残します。確認のために弦やキーを触らず、持ち上げないと見えない場所は未確認にします。においや付着が気になる場合も原因を断定せず、専門先へ相談します。

ふた側の物が落ちないようにする

弓、棒状部品、譜面台等がふた側に固定されている場合、開け方で落下することがあります。固定具を無理に外さず、目視できる範囲を記録します。別の楽器用か分からない物は、本体と同梱せず対応未確認へ分けます。

ポケットを同じ順番で空にする

外側から内側へ区画を一つずつ確認する

左右、外、内、小物入れなどケース固有の順を決め、一つの区画を確認済みにしてから次へ進みます。全部を机へ出して混ぜず、無地トレーへ区画別に置きます。小さなねじや部品は発見場所を記録します。

書類と個人情報を別管理へ移す

保証書、購入記録、学校や楽団の書類、連絡先、手書きメモが出た場合、査定付属品と決めません。所有者へ返す物、取引で確認する物、公開しない物へ分けます。家族チャットや査定写真へ住所や氏名を写し込みません。

付属品・消耗品・借用品を分類する

元から入っていたことを純正根拠にしない

ケースに長く入っていた物でも、買い足し、交換、借用、別の楽器用かもしれません。本人の記憶、購入資料、公式情報を分けて確認し、根拠がない物は由来不明とします。査定額への影響を自分で推測しません。

液体・電池・使用済み品は公式条件へ戻す

手入れ液、電池、使用済み消耗品などは、漏れ、輸送、衛生、廃棄の条件が関係します。自己判断で査定品へ同梱せず、製品表示、査定先、配送、自治体の案内を確認します。異常が疑われる物へ触れ続けません。

空確認と引渡し一覧を閉じる

空になった区画を写真と目視で確認する

ポケットの底、ふた裏、小物入れを傷めない範囲で見ます。空だと確認した区画、開けなかった区画、未確認品を分けます。ケースを振ったり逆さにしたりして音で確認せず、楽器や部品を落とさない手順を優先します。

引渡し前の一覧へ対象だけを移す

本体、ケース、同意済み付属品だけを一覧へ移し、私物、借用品、消耗品、確認待ちは別に残します。引渡し前の最終確認で箱数と担当を読み合わせ、ケースを閉じた後に物を追加しません。

ケースを空にするのではなく、引き渡す物だけが合意済みで、残す物の行き先が分かる状態にします。最後に本体と付属品を台帳へ戻し、開けなかった区画を空と扱わないよう記録します。

確認を終える時は、取り出した物だけでなく、動かさなかった物と開けなかった区画も読み返します。別室へ移した私物は管理記号だけをケース台帳へ残し、氏名や住所がある書類の保管場所を共有表へ詳しく書き込みません。